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Veeam Backup&Replication11 インストール手順[新規]

 

本章の内容

ここではサーバーバックアップソリューションである、「Veeam Backup & Relication」のインストール手順を説明致します。
バージョンはバージョン11で解説します。(2023/11月時点最新版は12です)
バージョン12のインストール手順はこちら

インストールの前提条件

Veeam Backup & Relicationをインストールするために必要な条件は以下の通りです。
※アップグレードする前提の場合は、アップグレード後のハードウェア要件およびソフトウェア要件を確認ください。

引用:https://www.veeam.com/veeam_backup_11_a_release_notes_rn.pdf(外部)

◆ハードウェア要件(Windows)

CPU: 32bitまたは64bit プロセッサー (4コア以上を推奨)
メモリ: 4 GB RAMと 同時JOBに500MBの追加メモリ
必要なHDD容量: 5GB(製品インストール用)
4.5 GB(.NET Framework 4.7.2 インストール用)
※その他、100VM辺り10GBがバックアップのカタログデータ用に必要

実際の容量はバックアップするサーバーの総容量とデータの更新頻度から推測して算出します。

ネットワーク:オンサイトバックアップおよびレプリケーション時は1Gbps以上の速度、
オフサイトバックアップおよびレプリケーション時は1Mbps以上の速度、
高レイテンシーで不安定なWANリンクもサポート
※高レイテンシー:待ち時間のかかる状態

◆ソフトウェア要件

OS:64bit版Windowsオペレーティングシステムをサポート
・Microsoft Windows Server 2008R2 / 2012 / 2012R2 / 2016 / 2019 / 2022
・Windows 7 SP1(サポート終了のため、新規では選択しないこと)
・Windows 8.1(サポート終了のため、新規では選択しないこと)
・Microsoft Windows 10 LTS(versions LTSB 1607, LTSC 1809, LTSC 2021)
・Windows 10 (versions 1909から22H2まで)
・Windows 11(versions 21H2, 22H2)
Database:以下のデータベースシステムをサポート
・Microsoft SQL Server 2008 ~ 2022(2016の SP1 Expressを含む)

◆必要なソフトウェア

SQLSerrver 2008 / 2012 / 2016 / 2019 / 2022

以下の製品はセットアップ時に自動でインストールされます。
個別にインストールする必要はありません。
・SQLServer 2016 Bundle
・Microsoft .NET Framework 4.7.2
・Windows Installer 4.5
・Microsoft Windows PowerShell 5.1
・Microsoft SQL Server Management Objects(SQL Server のみ)
・Microsoft SQL Server System CLR Types (SQL Server と PostgreSQL の両方)
・Microsoft Report Viewer Redistributable 2015
・Microsoft Universal C Runtime
【オプション】
・System Center Virtual Machine Manager 2012 SP1~2022 Admin UI
※SCVMM サーバーをバックアップ & レプリケーション インフラストラクチャに登録する場合
・Firefox、Google Chrome、またはMicrosoft Edge
※Veeam Backup Enterprise Manager Web UIを使用する場合

インストール手順

1.「Veeam Backup & Relication」のインストールISOを入手します。

以下のサイトまたは自社内の保存場所からインストール用ISOファイルを入手します。
Veeam Backup & Replication 11 Community Edition
※インストール時にライセンスファイルを適用すると購入したEditionになります。

2.インストールISOのマウント

ダウンロードしたファイルを右クリックして、「マウント」を選択します。
マウントして以下の画面が表示されたら、「setup」のアイコンをダブルクリックします。

3.インストーラーのインストール

インストーラーが起動すると以下の画面が表示されます。

上記画面が表示されましたら、画面左上部の「Install」ボタンをクリックします。
「Install」ボタンを押すと以下の画面に切り替わりますので、緑枠の「ライセンス条項の同意」と
「サードパーティ製製品のライセンス条項の同意」にチェックを入れて、「Next」ボタンをクリックします。

[有償ライセンスの適用]
次に以下の画面が表示されます。有償のライセンスキーがある場合は、「Browse」をクリックして
ライセンスキーファイルを適用します。
ライセンスキーファイルを適用せずに進めるとComunityEditionとしてインストールされます。

次に以下の画面に遷移しますので、そのまま「Next」をクリックします。

次に「License Agreement(ライセンス規約)」画面が表示されますので内容を確認して、「I Accept」ボタンをクリックします。

 

次にライセンスを指定する画面が表示されます。
無償版のCommunity Editionを使用する場合は指定せず、有償版を購入済みの場合は、購入したライセンスファイル(*.lic)を指定します。
画面左下の緑色の「NEXT」ボタンを押して次の画面に進みます。
※「Update License Automatically ~」はチェックを入れたままで問題ありません。

次に以下の画面が表示されますので、「Install」ボタンをクリックしてインストールを行います。

インストールが実行されますので、インストール完了まで待ちます。

※インストール設定を変更したい場合は、画面左下の「Custom Settings」をクリックします。
※SQLServer Expressを使用する場合は、Version11をインストールしてその後にVersion12でアップグレードしてからライセンスを適用する方法を
お勧めします。(ExpressのConnection設定をカスタムするのが大変なため)

 

Custom Settingを利用したインストール
SQLServer Expressインストールについて

 

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