本記事は、PostgreSQLのDatabaseをWindowsクライアントPCから接続するための設定と必要な環境について記載しています。
※Postgresql自体のインストールは別記事をご覧ください。
postgres.confの変更
外部からのDB接続を受け付けるために、リッスンIPアドレスを設定します。
vi等のテキストエディタで、以下のファイルを開きます。
sudo vi /etc/postgresql/<PostgreSQLバージョン>/main/postgresql.conf
※<PostgreSQLバージョン
>にはインストールされているpostgresqlのメジャーバージョンの数字が入ります。
確認する場合は、以下のコマンドでひとつ上のフォルダにアクセスしてからlsコマンドで確認してください。
cd /etc/postgresql/
ls
<バージョンの番号フォルダ>
出力結果イメージ


postgresql.confを開いて下にスクロールすると以下のような画面が出てきます。

iキーを押してinsertモードに切り替え、「#listen_addresses = ‘localhost’」の上に以下を記載します。
全PCからのアクセスを許可する場合
listen_addresses = ‘*’
特定のPCからのみアクセスする場合
listen_addresses = ‘localhost,(接続したいPCのIPv4アドレス)’
複数のPCを指定したい場合はカンマ「,」で接続して記載します。
サブネットを使用しての範囲指定(例:192.168.15.0/24)は使用できませんので、1台ずつ設定してください。
pg_hba.confの設定
pg_hba.conf
ファイルを編集します。sudo vi /etc/postgresql/<PostgreSQLバージョン>/main/pg_hba.conf
全ての外部IPアドレスを許可する場合、以下の行を「# IPv4 local connections:」の中に追加します。
既存の127.0.0.1の部分を書き換えても、その下に追加してもどちらでも問題ありません。
# TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD
host all all 0.0.0.0/0 md5
追加例:

